アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

高円寺店半年経過

高円寺に店を出して半年経った。結果としては予想以上だった部分と予想以下だった部分それぞれ半分ずつかなあ。

予想が外れたのは「じつはそんなに知られてなかった」ということで、「神戸からきたドーナツ屋さんに客が殺到」というわけにはいかなかったこと。これはしかたがない。ドーナツブームのようにカンパーニュブームはキテいる兆しが微塵も無いし、馴染みの無い商品をそれ自体馴染まない街で売るというのは難しいということだろうと思う。

でも、予想以上だったこともある。それは地元の人たちに支えられたということ。いぶかしい目で怪しげなパン屋を見る人も多いが、それ以上に受け入れてくれている人たちも多い。高円寺店は考えれば最悪な立地だし、人通りの少ない岡山の店と比べても格段に人の気配は少ない。でも地元客の割合や数ともに岡山をはるかに超える。数誌の取材も終わっているので、秋以降に高円寺店のメディアでの露出は増えると思う。今後どうなるのかわからないけど、東京進出!というよりも、「なんだかよくわからないけど高円寺に店を出してみました」的なノリになっている気がする。

岡山店に岡山県内のお客さんが増えないのは地元の情報誌に掲載されないからで、情報がフィックスされた地方都市で商売をするのにはこれは致命的だったのだろうと思う。たとえば関西版のHANAKOが岡山のガイドブックを作ったけど岡山では売れなかったとか、そういうことにもつながっている気がする。外の情報を必要としない人たちが大部分で、さらに新しい情報すら必要としない人たちはもっといるんだろうな。全国紙に掲載されたときに岡山の人たちから羨ましがられたが、それはけっこう意味がなくて、地方都市で商売をやるには地元のレベルに合わせるか、全国規模の知名度を得てから「岡山初登場!」で商売をするかだ。

岡山から出た企業なんだよなあ

山手線に乗ってたら中吊り丸ごと一つの企業で占められていた。もともと岡山で東京に出てから成長した企業なんだよなあ。ウチもこれから全国出店ロードをこなして、いつかは岡山でも人気が出るようにしたいな。地元で売れないというコンプレックスはカビの胞子のように心にこびりついて取れないからね。