アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

シュトーレンをシュトーレンという名前で販売するのをやめた理由。

別冊女王製菓「眠れぬ森の王家の枕」 シュトーレンっていうのはドイツでクリスマスの時期に食べられる伝統の菓子なのですが、昔っからドイツパンを焼いているナショナルデパートでは「シュトーレン」として売っていません。今は女王製菓の1商品として売るようになってます。 まあ、どうしてシュトーレンとして販売しなくなったのかと言えば、簡単に言うと「恥ずかしい」という一言。シュトーレンの認知度が上がったのはここ2~3年の話なんだが、それまでは「シュトーレン?なにそれ食えるの?」的な存在でしかなかった。ここ数年のパンブームで有名ブランジェたちがクリスマスにはシュトーレン。というキャンペーンを張ったのが認知度向上に一役買った。 で、そうなると日本中のパン屋がこぞってシュトーレンを焼き始める。楽天では高級シュトーレンを売り始め、ドイツ人のマイスターの写真を貼付けて「ワタシノレシピヲオタノシミクダサイ!」とやる。実際は田舎の工場でバイトが焼いているんだけど。で、しばらくすると荻窪界隈の頑固系パン屋が日本のパンの危険性を声高に叫びながら、五反田界隈のナチュラル食材系のECサイトと組んで~10,000円くらいの商材で一気に場を荒らしまくる。で、落ち着く←これが去年ぐらいかな。 シュトーレンに5,000円も10,000円も出すなんてちょっと狂ってるとしか思えないんだが、品川や五反田界隈のECサイトが煽りまくるもんだから、これがそこそこ売れてしまう。普段は焼きそばパンを焼いているパン屋がいきなり伝統のドイツ菓子を焼き始める。「シュトーレン始めました」って冷やし中華じゃないぜ。ドイツパンを焼いたことも無い連中がクリスマス時期になるといきなりドイツ菓子のうんちくを書いたPOPを店中に貼るのは見ていて痛々しいわけだ。 シュトーレンって細々とドイツパンを焼いていた真面目なリテールが、クリスマスの時期に焼いている程度だったのが、一部の恥ずかしいパン屋たちが単なる季節商材として売り始めたことによって、恥ずかしい商品になってしまったわけだ。焼きそばパンとシュトーレンって結びつきにくいよね。 もう僕なんか「シュトーレン」という名前の商品を売るのも恥ずかしいわけです。本能が拒絶するわけです。地味にやっていた日本のドイツパン、ドイツ菓子業界を一部の恥知らずなパン屋が汚したわけです。おそらく今まで積み上げた信頼とかは取り戻せないでしょうね。焼きそばパンやあんぱんを焼いているパン屋はシュトーレンを焼いてはいけない。こんなことを書いたらまた怒られるが、日本で売れないドイツパンを焼き続けてきたマイスターに謝ってほしい。 バカにするなと。 なもんで、シュトーレンをシュトーレンという名前で売るのは止めにしました。 まあ、女王製菓として売っている方がふざけてるんだけどね。
販売価格2,600円(税込)
現在「シュトーレン」と呼ばれている菓子には秘められた真実があった!暗い世相に苦しむ国民たちの心に姫の深い愛情が明かりを灯す!
販売価格1,000円(税込)
城に乗り込んだ一分の国民は王政の転覆を図ろうとクーデターを起こそうとする。 姫を処刑にかけようとする国民たちを前にして、姫が差し出したのはなんと世にも不思議な帽子の形をしたお菓子だった!