アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

人の言うことを聞いてみるテスト実施中

まあ、最近懇意になった銀行さん二人(内一人は高校の同級生)と食事に行き、ナショナルデパートの経営改善点をフランクに話し合う機会を得たわけだ。ウチのパンは売れる!と初めて言ってくれた部外者であり、それもお世話になっている銀行さんなので話しを聴くことにした。四季のカンパーニュの将来性を認めてくれる人がいてくれるのは心強い。

いろいろと話していたんだが、まずは売り方がヘタという僕の最大の弱点を指摘。まあ、それは分かっているんだが、このスタイルこそが、今までに無い商品を売るためのプレゼンテーションとして最適だと思っていたので、なかなか変えることができなかった。「量り売りは一般的ではない」というあたりまえのことなんだけど、量り売りがしたくてこのスタイルをやっていたので、一般的かどうかは正直気にしていなかった。で、提案として、

「1単位180円という価格で販売する」

というものが出た。価格を下げるのではなく販売単位を1個180円に固定するというアイデアだ。もちろんグラム単価の高いものは200~240円という価格になるが、ベースとなる四季のカンパーニュ八種は1枚が180円になるように小分けして販売しろというわけだ。市井のパン屋さんでもアンパンが200円オーバーする時代に高級路線で行っていたウチが180円で売るということのリスクはどうなのだろうか?しかし、詰め合わせが1000円という価格は一般の消費者には到底受け入れられる価格ではない。単価を下げるわけではないから、ここはひとつ試してみてもいいのかもしれないと思った。

「ポイントカードを復活させる」

これは納得した。すぐに岡山店で実行。たまたま昨日お店に出ていたんだが、リピーターの大半はポイントカードを持ってご来店される。それに偶然ポイントが満タンになって喜んでおられるお客さんを二人も見てしまい、これは再開するしかない。それに新規発行も断られる率が減っている。数年前とは立場が少し違っていることに気付いた。

銀行さんいわく「岡山でのナショナルデパートの知名度はかなり凄い」ということらしい。岡山地元メディアでまったく露出されていないので、僕は岡山での知名度はものすごく低いと思っていたんだが、実際はかなり多くの人が知っていて、それなのに来客数が少ないのは立地の悪さ(街中なのにね)と価格が高く感じられるということらしかった。銀行の分析ですね。

「ラスクを復活させろ!」

まあ、これもメンドクサいのでやめていたんだけど、偶然ウチの前を通る女性数人のグループが「ここのラスクが美味しかったんだけど、最近やっていないのよねえ」と言っているのを聞いたばかりだったので、即試作に入ろうと思った。あれはうまいんだよな。四季のカンパーニュを薄切りにしてラスクにする。砂糖と蜂蜜でこんがり焼くわけだが、他のラスクがかすんでしまうような出来栄えだった。これはやろう。ラスク祭りだな。

で、上記の3ポイントが銀行さんが言う、今すぐできる改善点。これを実際に実行するにあたって僕がすることは、180円単価にする場合に見た目のボリュームが少なく見えないように生地の浮きを上げること、ポイントカードサービスの特典をもっと魅力的にすること、ラスクを大量生産できるように改善したレシピを考えること。となる。小麦粉の種類を変えることになるのでまた味が変わるけど、毎年徐々に変えてきて7年前とはまるで違うパンになっているわけだし、これからも変えて行きたいと思っている。変えない部分は大きなパンであること。それが四季のカンパーニュだから。

どれもお金がかかることではないのですぐに実行していこうと思う。あとは広告だな。2月の広島の催事が終わったら少し考えてみよう。僕の手術もあるし、春には体制を整えていろいろスタートできるのではないかな。まあ、そんなわけで人の話は聞いてみるもんだ。ということです。