アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

食べる相手が見えるパン焼きは楽しい。

催事4日目。

あいかわらず広島はウチの最高売上記録を毎日更新している。5日間で1トン以上のパンを焼いた。1日平均200kg以上にもなる。マジシャンがトランプの封を切るように、25kg入りの小麦粉の袋がいくつも開封される。山のように詰まれた小麦粉の袋は見る間に無くなっていくのは気持ちいいものだ。

製造は主に僕が担当しているけど、ゆきちゃんやともちゃんにもかなり手伝ってもらっている。今日は午後からゆきちゃんと二人だったが今までの最高製造数記録を塗り替える264kgのパンを焼いた。13時間飲まず食わずで休憩無し。途中ゆきちゃんは接客もこなしながら梱包や発送の準備もする。

発送するパンの梱包1個は20kgくらいある。ダンボールを重ねテープで固定して梱包用のラップで包む。持ち上げるだけで精一杯の荷物を抱えたまま片手でドアを開け引き戸を開いて運ぶ。肩の筋肉がはったまま癒えない。

明日は岡山店に食事パンのお客様が来られる。開店以来毎週顔を出してくださるご夫婦だ。その人のためだけにミキサーを回す。同じ時間で数十倍の単価のパンが仕込めるが、お客さんの顔を浮かべながら仕込むパンは楽しい。同じようにラフィンディヴェールとショコラバナーヌを買い求め下さる可愛らしい女性がいる。その人のためだけに仕込みの順番を変えて仕込むことがある。食べてくれる相手の顔が見えるときはやりがいも大きい。