アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

一つ一つは楽しいけど、全部まとまると大変なものってな~んだ?

パンを焼くだけならこんなに楽しい仕事は無いわけです。毎日パンだけを焼き続けていられるのであれば、本当に楽しい毎日が過ごせると思うのです。ホームページを作るのだって前職なわけですから、それだけを考えて良いのであればこんなに楽しい仕事は無いわけです。新しい商品を考えるのだって、研究したり試作したり特許出したりするのは、業種は違えども若い頃に親しんだ仕事なのでそれは楽しい仕事なのです。パッケージやパンフレットのデザインをするのだって、形になったものが高い評価をいただけるので、ものすごく充実して楽しいわけです。通販の伝票処理やお問い合わせ処理や発送業務も、実作業をこなした後の充実感はビールに良く合うわけです。この先どうやって店舗展開していくのかとか考えるのも、男の子として生まれてきたからにはやりがいのある仕事な訳です。絵本を描くのだって、女王製菓のストーリーを考えて漫画を描くのだって、心が震えるほど楽しくて充実するのです。

でもね、全部一人でやるってなると話は違います。

新しくスタッフを募集しなきゃいけないし、高円寺店の一周年イベントの企画なんてのも、本当はワクワクしながら考えなきゃいけないんですが。。。じゃあ、任せればいいじゃないと申されましても、それで売上のベースが壊れてしまうようなことになったら、それはそれで大変ですよね。

弱小の製造小売がヒモ付きの有名店に挑んでいくなら、いろいろ布石を打たなきゃならんのですよ。日持ちのしないパンという商材で少ないスタッフで全国展開していこうなんて思うと、そりゃあもう1歩を踏み出すのも大変なわけです。鉄の靴を履かされているようなものです。でも、パンを焼いているだけでは対抗できないし、制作会社じゃないのでホームページやデザインをやっているだけでは駄目なわけですし、大手企業の開発部門ではないので新しい企画を立てているだけでは事業は成立しないわけです。絵本作家ではないので絵本を描いて飯が食えるわけではないのです。

ナショナルデパートっていう架空の存在を、実際にあるかのように見せるには、必要なことを最小限の人数でこなして、必要じゃないことに関しても無駄なことだと分かっていてもやらなくてはいけないわけです。まあ、単純に言うと風呂敷広げすぎて自分を追い込んだだけなんですがね。

製造小売っていうのは規模が小さいと大変です。製造卸売だと個性ある商品が作れないので、それはそれでフラストレーションが溜まるのでしょうけれども。。。完全オリジナルの商品やデザインで勝負を挑むのは楽しいことです。でも、ちょっと大変です。

っていう話。