アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

わけのわからんものが思い浮かぶ脳の部分を切除してロボトミーを受けたい気分です。

もうどうにでもなれという感じです。

新ブランド「カノーブル」は10月7日から渋谷東急百貨店東横店地下で予定通り2種類販売します。それぞれ4種類と3種類のフレーバーで計7商品。いつもどおり「なんじゃこりゃ」な商品です。手に取るだけで顔がほころび、テーブルに置くだけでカッコいい食卓に変身、冷蔵庫に並べた様は異次元の雑貨的カワイイ地獄。食品デザインの範疇を超え、新たな食の領域を創造する頭のイカレタ商品です。詳細は撮影が済んだらお披露目します。

まあ、今までに無いまったく新しい商品なのでまったく売れないんでしょうけどね。超コンサバなパン好きの人からは、またネガキャンされてイヤな思いをするんでしょうが、まあ、ナショナルデパートの旅は一人旅、女の道は帰り道ですからね。しょせんそんなものです。

パンにコンフィチュールとかベーグルにクリチとか、そういうフードコーディネーターが持ち込んだどうでもいい価値観がのし歩くこの業界で、どうしてパンを作っている人間自身から主体的に新しいものや時代が生まれないのか。パンを焼いている製パンに従事している者が雑誌の情報に左右され、テレビの流行を追い、フランスやドイツの製法の呪縛から逃れられないっていうのは、パン屋はパンを焼いているというよりも、メディアやそれに踊らされた人たちの言うなりにパンを焼かされているに他ならないわけですね。

まあ、それはそれでいいんですけど。

病院や学校のパンを焼いてお金が入って嬉しいね的な仕事が正直うらやましいです。日本のパン屋はそうあるべきだと僕も思います。パン屋は言われるがままにパンを焼くのが仕事。パン屋はクリエイティブではなく本来オペレーションで稼ぐ商売なのですから。まあ、今回の催事が失敗したらアンパンやカレーパンやチョココルネを焼いて一生懸命借金を返していきたいと思います。

でもまあその前に、わけのわからんものが思い浮かぶ脳の部分を切除してロボトミーを受けたい気分です。頭に浮かばなければ作らなくて済むんですから、何も考えずただひたすら言われる通りにパンを焼いてお金を稼いでみたいです。