アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

夢見るヒデシマのミラクルファンシードリーミンタイム

まあ、久々に絵本やパッケージ用のイラストなどを集中して描いていてね、しばらく頭の中でいろいろ考え事とかしてペンタブの手が止まるわけです。女の子のヘアピンの色はどうしようとか形はどうしようとか、ブーツはもっと丸っこいほうが可愛いんではないかとか、窓ガラスの向こう側に視線を向けてね、いろいろ思案するわけです。手描きの素案にそってどうしようとか、頭の中にイラストを思い浮かべて服の色とか背景とかをゴニョゴニョ入れ替えてみるわけです。そうして数分もするとモニタがスリープして画面が真っ暗になるわけです。で、考えがまとまったくらいに画面に向かってイラストの続きを描こうかと思うとね、画面の中に坊主頭の太った男がこっちをにらみつけているわけですよ。ものすごい恐い顔してるんです。室内の蛍光灯がねドラマチックな陰影を浮かび上げるわけですよ。それまでモニタに映っていた可愛い女の子のイラストなんか吹き飛ぶわけです。もう記憶が消えるほどの衝撃です。ホラーです、ヤクザ映画です。さっきまでのファンシーでドリーミーな絵面を返せと、俺の描いた理想の夢のファンシーワールドで俺を戻してくれと。もう濃いめのコーヒーでも飲んで気分転換しなきゃいけないですよね。しかしなんだとあのイカツい男は、けしからん、俺の夢見るドリーミンタイムを返せと。

まあ自分の顔なんですけどね。