アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

食品の新たなる可能性を求めて

絵本「ふゆのおわり」パッケージ いくつかの偶然が重なって絵本「ふゆのおわり」を描くことになりました。仕事をしている間も最初と今ではずいぶんと考え方も変わったなあと言う感じです。いままで絵本は九冊描いてきました。最初はイラストも思い通りに可愛くならず結構大変な思いをしたように記憶しています。最初の絵本「フラワークリスマス」を描いたのはもう4年も前になるんですね。どうしてあのとき絵本を描こと思ったのか、どうして結婚指輪の費用を全額つぎ込んで絵本を作り全国に一万冊も無料で配ろうと思ったのか、今となってはよく分からないです。ただ一つだけ言えることは、あのとき絵本を描いてなかったら、あのとき結婚指輪を買うために絵本の印刷費用を渋っていたなら、今日のこの発表はできなかったであろうということです。 いつか流行るだろうとか、これでイッパツ当ててやるぜとか、そういう気持なら絵本を描き続けることはできなかったでしょうし、今こうやって新たなる食品の可能性の扉の前には立てなかったでしょう。パン屋を始めて七年もう少しで八年、いろいろな物を見て感じて僕はこれから何をすればこの業界の中で自分だけのポジションを探し当てることができるのだろうか。そういう気持で年月を過ごしてきました。ただひたすらに思いを伝える方法を探し、パンではそれが伝わらず、絵本を描いても何か違うような気がしてならず、漫画付きのお菓子を作っても満足できず、僕はただひたすらに考え続けてきました。 今回、絵本「ふゆのおわり」(Livre d'images:リーブル・ディマージュ)を公式のプレスリリースとして発表したのには理由があります。それはパンだけでなく、絵本だけでなく、僕のいる食品業界と取材掲載などでお世話になった出版・書店業界の中で何か僕にできることは無いかと思ったからです。また、アイデアのスープが沸騰したんでしょうね。パンやお菓子のパッケージを可愛くするだけではそれ自体に意味を持ちません。絵本を描いたからといって僕はその道では素人。これからは自分がやるのではなく、今まで食品を販売することの無かった書店などで、どうやったら食品を販売することができるのだろうか、そういう道筋を考えていく仕事をしていきたいと思っています。 すべての条件は揃いつつあります。新しいパンを作り、菓子の新しいパッケージングを作り、今度は食品の新しい流通の仕組みを作っていく。その一つとして最初の試みが書店でパンや菓子を販売するということだと思っています。まだまだ先は長いですが、みなさんどこかでお会いすることがあれば、どうぞ協力してやってください。 ナショナルデパートは食品の新たなる可能性を求めてこれからも新しいもの、驚くようなもの、楽しくなるようなものを作り出し続け、みなさんの楽しい未来の食卓のために努力していきます。 どうぞ、よろしく。 ナショナルデパート プレスリリース ブランド・商品の紹介