アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

「ジャケ買い」という褒め言葉。

エル・オンラインで紹介していただきました。 エル・オンラインで紹介していただきました。とても嬉しいです。どうしてそんなに嬉しいのかというと、記事を読んでいて僕の心の中である言葉が心に残ったのがあるからです。めずらしくブログで紹介するのも、その言葉の意味をみなさんに知っていただきたいからです。
ご覧の通り、茶色、黄色、緑にピンクと色とりどり。しかも、かわいいラベルの貼られた袋に、きれいな色のスライスが詰め合わせになっているではありませんか。初めて出会ったときは、こんなパン・ド・カンパーニュ見たことない!と、目が釘付け。都内の催事で偶然出会い、初めてパンを“ジャケ買い”しました。
「ジャケ買い」という言葉が初めて出たのも最近でしょうか。基本的に市場に流通しているパンのほとんどがジャケ買いなのですが、リテイルの基本としてパンを売り場に裸で並べて焼き立て感を演出するのが主流になり、「パン屋さん」と言えばパンが裸でずらっと並んでいる光景をみなさんは思い浮かべるでしょう。 でも、市場に流通しているパンの八割以上が袋入りのパン(ほとんどが食パン)なわけで、それも年々袋入りのパンのシェアは増えていっている状況、現在のナショナルデパートのカンパーニュのパッケージは「袋入りパンの最高峰」を目指して八年前に作られました。そして今、その袋入りのパンとしてのジャケ買い誘発が全国で起きているわけです。これはものすごく嬉しいです。やっと僕の狙いが受け入れられ始めたのかなあ、と感慨深いです。 リテイルが焼き立てとかシズル演出を重視するのが加速している間に、広く見た市場ではパッケージングを重視する方向に移りつつありました。おそらく現在の「パンを裸で並べる」やり方はシェアの中でどんどん少数派になり、やがては新しい方式にとって変わられるのではないかとも考えています。パン市場の中でもリテイルという枠の中では見えてこない何かを常に感じ取りながら、これからも新しいものを提案し続けたいと思っています。まあ、受け入れられるまでに八年とかかかるんですけどね。 何事も新しいことを初めて受けられるまでには時間がかかります。パンなんて食品の中でもコンサバの極みみたいなところがあります。でも、本物たればやがては受け入れられるというのを、僕はこの八年間で実証してみせたのではないでしょうか。「ジャケ買い」というのはナショナルデパートにとって最高の褒め言葉です。その言葉を聞きたくてパンを焼いていたようなものなのですから。 【ELLE】OKINI/グルメ| パンにも、おいしい色のバリエーションを。|エル・オンライン リンク先記事の「LOVE IT ★」ボタンを押していただければ幸いです。