読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

刺客「ももたん」

アイデアのスープ

岡山の新しいおみやげ「ももたん」

さて、僕の岡山での仕事の終わりの始まりがやってきました。

この四月から岡山駅内の僕の店「NEW WORLD BAKERY」と一部のおみやげ品販売コーナーで、岡山の新しいおみやげ「ももたん」を販売開始する事になりました。今の時点での国内お土産マーケティングの最先端の考え方を取り入れて企画した僕の懐刀、最初で最後に抜いた伝家の宝刀です。ただの羽二重餅を吉備団子として売っている既得権益の毛布にくるまった不埒な畜生どもとは考え方のレベルが違います。というのをお見せしたいですね。

今まで僕がナショナルデパートというユニットの中で作ってきたり関わってきた様々な製品、グランパーニュ、シェアカンパーニュ、グランパーニュヴィアンド、女王製菓、食のコスメティック「カノーブル」、ナショナルデパートの絵本シリーズ、本棚マルシェ、リーヴルディマージュ、そしてキャンディーケーキ、そこから生まれた「ももたん」。一見ぜんぶバラバラのようでいて、今までやっていた事がまるで最後は「ももたん」を作ることを予見していたかのようにつながっているわけです。

ていうか、ナショナルデパートというのはオリジナルであることの大切さを商品を通して伝えるために始めた、すべてがオリジナルの企画で、デザイン、製造、販売を一貫して行う仕組みなわけでしてね。デザインというのは「ガワ」なだけでなく、中身の商品と同時進行で企画が考えられるべきだと言うものすごくガイキチな考え方に沿って作られております。

で、この「ももたん」なのですが、実際に製造販売を目指したのはいつ頃かというと、かれこれ五年以上前から製造機械やパッケージの研究、市場調査などでは動いておりまして、もう少しさかのぼると、十四・五年前にはこういう商品を企画して販売したいなあという気持ちは持っておりました。二十代の中頃には今の企画が薄ぼんやりと頭に浮かんでおったわけです。

おそらく創業者でお土産売り場に参入するというのは全国的に見ても珍しいケースだと思います。お土産菓子というのは割と大きめな製造ラインが必要になることもあって、なかなか新規参入が難しいわけです。それに売り場は何代も続くその土地の有力メーカーが占めているような状況なので何十年も変わらない売り場構成だったりする事も珍しくはありませんでした。そして今、その閉じたお土産売り場で何が起きているかというと、岡山県以外のメーカーの製品や岡山県以外の工場でOEM生産された商品が売り場の80%を占めてしまうという異常事態を引き起こしてしまったのです。これを異常と思わない市や県の担当職員の方々は一度僕と膝を突き合わせて話をした方が良いのではないかと思います。

岡山の新しいおみやげ「ももたん」

さて「ももたん」行こうか。

新しい事を始める事がカッコいいと言われるその日が来るまで、僕はやっぱり新しい物を作るわけです。商工会議所でバカにされても僕はやらなくちゃいけない。岡山なんて狭い範囲なんて眼中に無いので、岡山の人たち、どうぞ今まで通り笑うなりバカにするなり「タウン情報おかやま」のように僕を無視し続ければいいです。岡山の人は僕の事を嫌っていても、その他の46都道府県の人たちは僕の作る物に釘付けになるわけですから。