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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

実は世の中は素直な人が大半だということ。

駅でものを売るっていうのは、ほんとうに身も蓋も無い感じ。でも、ごくごく一般のマスな人がたくさんいて、そこにはネットでウヨウヨしている自称“私ってセンスあるのよ”な人もいないし、いちいち斜に構えて頼まれてもないのにチクっと言わなきゃ気が済まない人もいない。すごく素直な人たちで構成されている。

世の中はそういう素直な人が大半なんだということが分かって、ああ、なんだそうなのか、という気持ちになったときに「ももたん」という名前が頭に浮かんでキャラクターのイラストもスラスラと描けた。僕の作ったものを買ってくれるのはそういう素直な人が大半だし、僕はそういう素直な人に向けてものを考えてものを作っていけば良いんだと、ほんとそういう単純なことに気づいたわけです。

最先端な情報に通じているとか、海外の最新情報に敏感だとか、流行を先取りしていないとそわそわするとか、そういう人ってほんの一握りもいない。新しい感覚や新しい技術を可愛くパッケージングして分かりやすく伝えるというのが本来僕のやるべき仕事なんだなあと気づいたわけでございます。商品に対する警戒心を解くという永遠のテーマを僕は追っているだけなのかもね。

自称「私ってセンスあるのよ」系の人たちに喜ばれるものなんて、本当に面白みのないカスカスのものだったりするので、そこには僕は足を踏み入れないようにしています。どうせ僕にはセンスなんて無いのだから。おしゃれなものなんて僕には作れないわけで、僕は今までどおりに新しいものをつくって、今までと違うのはそれを伝えるための切り口を少し変えて分かりやすく噛み砕いて感じてもらいやすい形にデザインすることぐらいなのかなあなんて思いました。

実は世の中は素直な人が大半だということ。なるほど、このタイミングでこのことに気づけたのは良かったね。そういうことです。