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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

人の話をよく聞くこと

アイデアのスープ
自分の思いや考え方を、商品やサービスを通してどうやって相手に伝えるかということをずっと考えていたんだけど、最近は相手が何をしたいのかとか、どう思ってるのかをよく考えるようになった。

これは前職では当たり前だったことだけど、今のような仕事を始めてからはまったくなりを潜めていたわけで、一方的に求愛している惨めな虫のような、そんな長い年月重ねてきました。

他人と話すと必ず意見が異なることがある。それは当たり前なんだけど、その当たり前がなかなか受け容れられない。で、仕事の大部分が相手との妥協点を探ることに費やされてしまう。これが本当につまらない。

妥協というのはその場にいる誰の思いも入っていない、言わばカラの容器のようなもので、社会の雰囲気やその場の空気を入れ込むというあまり意味をなさない作業と思う。

では納得するまで話し合うのか、と言われればそれもまた意味が無い。だって納得するわけないんだから。全く違う人生を経てきた赤の他人なんだから。

最近僕が思うのは、自らが容器となって様々な意見を取り入れてしまうことで、何かいいことやものが生まれるのではないかという期待です。

いろんな立場や考えの人たちの思いや意見を取り込む商品や商売のひな形を持てばなかなかうまく行くのではないか。格好良く言うとプロダクトやビジネスのフォーマットを持つということになるのでしょうか。

さまざまな人の思いを成就してあげることがディレクションということになるのかなあと、ふとそう思いました。

人の話しをよく聞く、ということは盲目的に従うことでもなく、反発しながら妥協点を探るでもなく、ただただ相手のことを思って良い方向に導いてあげることなのかも知れないと、自分の中で芽生え始めました。