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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

1円の重み

ももたんみたいなパッケージものの商品は原価を一円単位で抑えんといけんのです。ここんとこ印刷不良が続いていて、かなり疲れた。皆さんからいただいたご支援で印刷をしているので一円も無駄にできない。

コストを抑えるには印刷代をいかに経済ロットに近づけるかが勝負なんすよ。一円単位、単価なら一銭単位で切り詰めてるんすけどね。

ももたんを製造して販売するのに、人件費で100万円以上だし、パッケージ印刷だけでもピークで100万円を軽く超えるし、それに材料費やその他イニシャルコストがかかる。

人件費と材料費はもう削れないから印刷代を抑えるしかないんだけど、印刷不良一発で数十万円が飛んでしまう。刷り直しになる事案ばかりなのでまだ首の皮一枚だけど、これが続くとお客さんへの信用問題になるんですよね。

こうやって胃が痛むような思いをしながら一円単位で原価を調整してるんですが、商品単価五百円で一円というとたかだか0.2%だけど、そのためにものすごい時間を費やしてます。

この0.2%のために胃を痛めている中で消費税が3%とか5%とか平気で上げられると、何のために俺はこんなに必死で仕事してるのか分からなくなってくる。

だから町づくりや寂れた商店会の青年部が「補助金が出ました!」とか「自治体主催のコンペで賞金もらいました!」とか言ってるのを見ると、正直、死ねと思う。

僕は1円単位の利益を1万回10万回と繰り返して利益を得ている。何十万人という方からお金をいただいている。くだらないお遊びで得たお金も、苦労して得たお金も同じお金だというのは、オッサンだから百も承知。

最近も近所の商店街に2,700万円の補助金が下りたという話を聞いた。その2,700万円の補助金のために、民間がどれだけの血と汗を流しているのか、一度考えて見て欲しい。2,700万円の売上なら誰でも上げられる。でも、2,700万円の現金を利益で出そうと思ったらどれほど大変か、衰退した地方や商店会の人たちは、自分たちの無能を反省して欲しい。