アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

結局は仕事が増えただけだという話

「ももたん」順調です。しかしなぜかグランパーニュも順調です。何故かは分かりません。

東京店を閉めて岡山駅に出店したものの、もうグランパーニュはダメだ、、、ドイツパンも全国的に焼いてる店が減ってヤバいな、、、というところもあって「ももたん」事業に乗り出したという背景もあったので、このまま「ももたん」にシフトしてパンからの撤退をマイルドに実現できれば…という考えもあったんですよ。

で、「ももたん」を約一年間猛スピードでやっている間に、商品企画や製造や販売形態においてかなりのノウハウが溜まってきて、これってパンに活かせるんじゃね?というのは内心感じておりましたんですが。。。

先の「にっぽんももたんプロジェクト」というのは、日本のお土産をつくるというのがテーマでしてね、そうした背景には岡山の販路に無理が出てきたというか、販売店に思想が無いのでやりづらいことが多くなってきたという実情もあるわけです。

先日タレコミで岡山のSA(サービスエリア)でイチオシになっているというお土産の情報を得たのですが、それが見たことも聞いたこともないような商品で、しかも白箱にスミ一色印刷シールで封緘という死ぬほどショボい商品だったんです。聞けばSAを経営している某ホテルがOEMで作らせた商品らしいんですが、こうやって不味い名物というのが生み出されていくんだなあということですね。

ウチも今もいくつかお話を頂いてるんですが、ほぼすべてがOEMをやってくれないかという主旨のご依頼なんですね。簡単にいえば売場主導で利益を出したいということです。こう書くとマイルドですが、実際には「お前ら田舎の菓子メーカーなんて売れやしないんだから俺達に任せて半値八掛けで商品持って来いや」ということです。ここにもお土産業界の闇が潜んでます。

で、グランパーニュなんですがね、催事のご依頼、お問い合わせが増えてきてます。何故なんでしょうか、よく分かりません。岡山駅のお店でも取引先でもパンの売上が少しづつ増えてきています。売上のほとんどは「ももたん」なんですが、どうしてグランパーニュを作り続けてきたかといえば、まあ、僕の根幹は「作る」ということで「売る」ということではないんですよね。

「ももたん」が安定してきた今、さらにグランパーニュの引き合いも増えてくる。一時はパンを辞めようと思っておったわけですから、単純にパンの仕事に「ももたん」の仕事が加わっただけという状態になってます。かなりしんどいですが、12年目にしてやっと芽が出てきたと思えば、これはこれでやらんといけんでしょうね。という話です。