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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

誰もが最初はビジネスのスタイルを間違えることが多いという話し。

アイデアのスープ

先日、話題に出た人を検索すると、その人が本を出しているのを見つけた。僕はその本を過去にチェックしていて、その時の感想は、ブランド作りっていうのは自己陶酔も必要なんだけど、BtoCだと微妙なバランスを持って調整しないと、うまく伝わらない。というのを思い出した。

その人物は自己陶酔が強かったらしくBtoCでは受けなかったけど、BtoBでは大成功していて、これは本人の能力は変わらないんだけど、パッケージングの方法が変わっただけでBtoCで得られたであろう利益の何十倍もの利益を得ている。

パン屋なんて美味しければ人気になるよ。という一般的な考え方もあるかも知れんけど、美味しくて手頃で流行るのと、商品力にプラス、プロモーションやブランディングで伝え方の効果を倍増させている人とは成り立ち自体が異なる。

地方の人気店は需要に応えることで人気を獲得する傾向が強くて、テレビで見る都会の情報を「私たちの町にもこんな店ができたんだ」ということでその地域の需要を満たしている。テレビで扱う流行が増えるごとに商品も増える。だから地方の人気店は品揃えも設備もすごい。こういう商売のやり方を僕はテナント型と呼んでいる。自分で流行を創りだすのではなく、流行したものを店に並べるというコンテンツの外部依存型。

それとは別に、自主企画型と呼んでいるビジネスのやり方があって、これは流行ったコンテンツを取り入れて常にトレンドを保つのではなく、自分自身をコンテンツ化して自分で考えた商品、店、ひいては自分を流行させるという考え方。

どちらにせよ僕は小売というのがやはり向いていなくて、「ももたん」を機に商売のやり方をかなり急旋回させて、今はやっと落ち着いてきた感じ。本来あるべき自分の商売のスタイルに近づけてきたのかなあと。

僕はフォローアップ型のBtoBという側面を重視していて、商品とプロモーションの仕方をパッケージングして提供する。コンサルティングとまでは言わないけど、商品をただ卸すというよりはその場に合わせた売り方を提供している感じ。

仕事の範囲が広がり、自分の仕事のポートフォリを送る機会が増えてきて、そのたびに自分のレシピ本を送ることになる。最初にもらった見本誌は配り終えているので、最近は近所の本屋に買いに行くことになる。この、自分の本を自分で買うのがなんとも恥ずかしい。まあ、誰も僕のことなんて知らないだろうけど。

本を出すなんて、経歴作り以外の何物でもないわけで、そういう場合には本の存在はなかなか便利。誰もが最初はビジネスのスタイルを間違えることが多いんだけど、僕みたいにめちゃくちゃな遠回りして、気がついたら20年前に夢見ていたことが手が届く目の前にあった、という事例もあるんだなあということです。