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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

パンを焼かずに売りもしない人が一番儲かるのがパン業界だということ。

 

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新店プレオープンのポスターの入稿が間に合わなかったので悔しさに震える手でブログでも書きます。

 

で、タイトルにもある通りなんですが、世の中の人はパンを焼いたり、焼いたパンを売ったりするのが「パン屋さん」という認識でいることと思います。まあ、そうなんですけどね、なんですが、上の図を見てください、これはテキトーに描いたものなので細かいことは言いっこなしということで。

図にもあるんですが、パンを焼いて売る人というのは業界のプレイヤーとして一番数が多いわけなんですが、実入りという面で言うと一番割に合わない仕事ということを表してます。

いろんな関係者と話してるとですね、パンを焼いて売って得られる売上、得られる利益というのは労働に対してあまり効率の良いものだとは言えないわけです。設備も必要ですしお店の場所を確保するにもお金がかかります。それに、いまは人手不足でどこも大変だと聞きますしね。

 

で、パンを焼いて売るよりも儲かるのが、パンの「焼き方を教える人」や「売り方を教える人」なわけです。いろんなパーティーなんかで「わたくし自宅でパンのスクールを主宰しておりますの」なんていう女史がアホみたいに高価なブランドバッグを持ってたりするのを見るにつけ、教えるのって儲かるんだなあと実感します。これは余談ですが。

で、プロとして硬度な技術を持って技術指導に飛び回るオーナーシェフもいらしゃいます。そして、そういう人のお店はどこも儲かってます。私はずっと不思議だったのですが、パン屋さんとして営業しているのに製パンの技術を習いに行く人って多いんですね。

で、思ったんですよ。

世の中のパンを焼いたり売ったりする人の多くは、そんなにレベルの高い技術を持っていないのではないかと。だから、自分のお店を持っているのにパンを習いに行く。だから焼き方を教えることができる技術レベルの高い人は、教えることで収入を得られるし、パンの技術が高いからお店も繁盛するし、ということで、ただパンを焼いて売っている人よりも儲かるのではないかと。

パンが売れれば「パンの売り方」も教えることができますから、またそこで収入が発生します。お店を一発当てたらすぐさまコンサルに転身する人も多いですね。これはビジネス書を出して講演で儲けるためにビジネスを当てに行くという考え方にも共通している考え方ですね。

 

技術は大切ですね。

ここまで書いたのは基本的にスタートが「パン屋さん」な人から派生したヒエラルキーの話です。ようは技術力の優劣でわりと決まるところがあると言うことだと思います。プロデュース店を当てるにも技術力や知識が必要でしょうから、ここは現場経験ナシでは到達できないところだと思います。

で、パンを焼いたこともなければ、パンに関わったこともない人が、パンで儲けるのに一番の早道はコンサルですね。開業支援、経営改善支援、経費削減支援、などなど、コンサルというのは金の流れがあればどこにでも湧いてきます。

実はこのコンサルというのが一番儲かるんですよね。いまだにパン屋を開業したいという人は後を絶たないので、そういう人たちを講演に集めて一本釣りしていけば、開業後もおいしいお客様として甘い蜜を吸い続けられるわけです。

甘い蜜を吸われ続けるのは、そうです、毎日汗水たらしてパンを焼いて売っている人たちですね。

 

先の図でヒエラルキーのトップにいる「神」というポジションですが、これはパン屋というよりも事業としてパンを扱っているという人が大半です、数年で100億規模までもっていく突破力のある経営者のことを指しています。

そういう人もいるわけですよ。

 

まあ、基本はその道のプロとして最低限の技術は必要だし、店をやってるのに教えてもらったりする程度の不勉強ではやはりいつまでたってもヒエラルキーの最下層から抜けられないし、シロウトねーちゃんのスクール主宰してます女史にも勝てないよね、ということだと思います。

 

自宅ではじめる小さな「パン教室」