アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

アドバイスしたがる人と良い経験を積んだ人の違い。

今日は遠方からの客人と良い話ができて前向きになれた一方、その後の打ち合わせでアドバイスしたがる人との不毛な言い争いで激しく疲れた。結果的にアドバイスしたがる人と距離を置くことが出来たので、本当に良かったと思っている。ここ数日、その件でストレスが溜まり体調が悪くなっていたので、運良く心の健康を保つことが出来たのは、ほんとうに感謝しかない。

 

 

私は学もなく、よく頭をぶつけたりするので、色々な人が私に対してアドバイスをしたがるようだ。

「もっと良いやり方があるんじゃないか。」

「これは問題があるんじゃないか。」

「あなたのプランは理解できない。」

そう言われた時、私はいつもこう返す。

「じゃあ具体的にどうすればいいんですか?」

いままで私のこの問いに答えられた人はいない。ここ数年はとくに私にアドバイスしたがる人が増えた気がする。気持ちはありがたいんだけど、そういう人たちは私の言葉に耳を傾けない。人の話を聞かず延々と自分の中の納得できない点について意見を投げかけ続ける。一を見ただけで十を知ったような感じで私にアドバイスしようとする。そして皆一様に私の質問には答えない。

 

アドバイスしたがる人は、なぜか危険を煽ったり、最悪のシナリオばかりを一方的に投げかけ続ける。でも、どうやったら上手くいくか、どうすれば問題が解決できるか、どうすれば目的を達成できるかという具体的な方策は決して話そうとしない。他人のネガティヴチェックは得意だが、当事者としての問題解決のソリューションの提供は不得意なようだ。

 

アドバイスしたがる人は不安を煽って相手を掌握してコントロールしようとする。これはいままで会った人たちの共通点だ。あそこは場所が悪い、今のやり方は上手くいかない、このままだと勿体無い、このままではあなたは権力に消される。さまざまな言葉で不安を煽る。しかし、その煽りまくる不安の根拠を聞いても絶対に答えない。なぜならアドバイスしたがる人は相手を良い結果に導くのではなく、不安を煽ってコントロールしようとしているだけだからだ。

 

アドバイスしたがる人は、けっして私の質問には答えようとしない。どこかで聞いてきた話や、どこかで見た他人の事例を私に話し、自分は世の中を知ってるんだ、自分はすべての事象の理解してるんだ、自分は無知で無学なあなたのためを思って指摘しているんだと振る舞う。しかしアドバイスしたがる人は自分がアドバイスしている内容について経験がほとんどなかったりする。でも経験がない事をさも経験があるかのようにアドバイスしようとする。しかし私の質問には答えられない。なぜならアドバイスしたがる人の多くが自分一人で自分の名前で仕事をしてお金を稼いだ経験が無いからだ。

 

アドバイスしたがる人は他人の間違いを見つけるのが上手い。他人の間違いの指摘は無限にできる。しかし逆に指摘されると突然逆上する。血眼になって他人の間違いを粗探しし、それを指摘して上位に立とうとする。しかしその間違いをどう正せばミッションを達成できるかは言わない。言わないというよりも、アドバイスしたがる人は間違いを指摘できるが正解を自分の言葉で説明することができない。というか正解を知らない。

 

困難に打ち勝つ、難題を解決するというのは、ペーパーテストとは違う。ときには断腸の思いで負けを認めて身を引くこともある。数えきれないさまざまな失敗と、ほんの少しの成果の積み重ねの中で、頭を打ちながら失敗のたびに座学の必要を感じ、ほんの少しの成功の中で経験を積み重ね、自分の中だけの解を重ねながら社会で生きていく方法を学んでいく。

 

この数年でさまざまなアドバイスしたがる人に出会ってきた。そして、私はそんなアドバイスしたがる人の全員と距離を置いてきた。というよりも、アドバイスしたがる人は向こうから私に近づいてきて、私を不安で煽りコントロールできないと分かると自ら私の元を去っていく。

アドバイスしたがる人の末路はいつも不幸だ。なぜなら他人へのアドバイスはできても、他人に不安を煽ることはできても、自分の人生の解決策を見出すことが出来ないからだ。

良い経験を積んだ人

良い経験を積んだ人はアドバイスをしたがらない。良い経験を積んだ人は質問があるまで答えることはない。しかし質問を受けた時は的確な答えに導いてくれる。良い経験を積んだ人は人の話をよく聞く。良い経験を積んだ人は、自分が正しく理解していないことに対して意見したりしない。聞きかじりで自論を押し付けることがどれほど相手を侮辱することになるのか、良い経験を積んだ人は過去の自分の経験から学んでいる。

 

アドバイスしたがる人と良い経験を積んだ人の違いは何か。

アドバイスしたがる人は他人の役に立とうとする。良い経験を積んだ人は結果的に他人の役に立っている。

アドバイスしたがる人は自分の持ち場以外に意見しようとする。良い経験を積んだ人は自分の持ち場でより良い結果を出しそれが他人の幸せにつながっている。

アドバイスしたがる人は出来ない理由を並べる。良い経験を積んだ人はどうすればより良い結果に結びつくか考える。

アドバイスしたがる人は根拠のない不安を煽る。良い経験を積んだ人は不安を取り除く方法を考えて示す。

アドバイスしたがる人は今ここにいない誰がどう思うかを代弁しようとする。良い経験を積んだ人は今ここにいる自分の考えを自分の言葉で話す。

アドバイスしたがる人は自分の仕事をまっとうだきないのに他人の仕事に口を出す。良い経験を積んだ人は自分の仕事をまっとうして他人の仕事に口を挟まない。

アドバイスしたがる人は自分が正しいということを分からせようとする時間が人の邪魔をしていることに気がつかない。良い経験を積んだ人は人の邪魔にならないことが一番の協力だということを経験から学んでいる。

そしてなによりの違いは、アドバイスしたがる人は心が不健康で、良い経験を積んだ人は心が健康だ。そして良い経験を積んだ人は幸せだ。

 

ここ数年は本当に力になってくれる人だけが残り、邪魔する人や時間を奪う人は勝手に去っていく。ネガティヴなことばかり言う人が周囲にいると健全な心も病んでしまう。実際、ここ数日ストレスが強くて体調を崩していた。自分の周囲5mに誰がいるか、それが自分の人生を決める。もしあなたの周りにアドバイスしたがる人がいたら、距離を置くことをお勧めする。

 

(追記)

アドバイスしたがる人についてさんざん書いた最後に「お勧めする」とかアドバイスしちやってるのがなんともですね。

失礼しました。