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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

創業者と経営者は違っていて良い、ということに気づいた。

アイデアのスープ 起業

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すっかり仕事の筋肉が落ちてしまった秀島です。そろそろバトンの引き継ぎを考えています。

 

Facebookとか見ていると、1年前、2年前の今日の出来事というのが出てくるんすけどね。なんか問題しか起こしてねえなwとかいう感想しかありません。よく頑張ってたなあという感慨はあるんですが、かといって、それが良い結果として残っているかといえば、そうでもなかったりするんで複雑な心境です。

1年前、2年前の自分と比べて、いまの自分が成長しているかと言われれば、確実に成長している自分という結果と、必ずしも成長したとはいえない自分という現実もあり、結果として何もしていない自分がいまここにいるような気もするんですよね。 

これまでやってきて、まだやり残している事があるから過去の延長線上の仕事をしているのであって、本当は手を放してしまいたいと心の底で思っている自分が、いまこのエントリーを書いているわけです。

過去に自分が生み出したものに後ろ髪を引かれて前進できないのなら、ここできっぱりと決別するべきだろうし、同じ理想を抱いてくれる誰かがいれば、託してしまうほうが成長できるのではないかと。

 

「ゼロから1」が抜群に上手な創業者。

いまは次の展開に向けていろいろと準備を進めている段階なのですが、その間に義母の抱える相続問題の解決であったり、自分の資産の処分であったり、今後の生活の基盤を形成する準備であったりと、家族を含めた個人的な諸問題を解決していかないといけないタイミングと重なってるんですね。

そういう仕事と無関係な事柄を進めていくうちに、いままでの爆発的な仕事のやり方が出来づらくなってきているのを感じます。ドカンと打って、煙が消えない内に次の一発を打つようなやり方は、なかなか体力をつかうので集中力が必要になってきます。

で、今後の仕事の進め方について、いろんな人と会って話をする(聞いてもらう)機会を多く持つようにしているんですが、ほとんどの人に言われるのが、

「おまえは作るのは向いてるけど続けるのは向いてない」

というありがたいお言葉です。

 

自分でも認識しているのですが、「ゼロから1」を作るのはたいへん得意な分野です。どんなカテゴリーでも「ゼロから1」、何もない着想の段階から設計〜量産までというプロダクトに関した分野では評価をいただいているような気がしていますし、自分でも「ゼロから1」までの初速は抜群に早いと思っています。

そして、ゼロから生み出したものを社会に問う「1から10」までの段階もたいへん得意としている分野です。デザイン、パッケージ、プレスリリース、メディアへの働きかけ、取引先の開拓、ここまでも1人で十分できます。

これまでの実績からすると、ゼロの段階から着想を含めて設計・プロトタイプ・量産の段取り・リリース・営業までを1人で仕込んで数ヶ月で数千万のオーダーまでは簡単に仕組みを作れるわけです。

でもね、創り出すことと、継続して成長させることとでは、つかう筋肉が違うんですよね。。。

 

創業者と経営者は同一人格でなくて良いと思う。

新たなモノやサービスを生み出す「ゼロから1」、それを世の中に送り出す「1から10」までを素早く行えるのが僕の中の創業者という考え方で、そこまでは1人で仕込んであとは工場の製造部隊と現場の販売部隊に引き継ぐ、という仕組みでいままでやってきました。

しかし、1人だと限界があります。これは当たり前のことですし、大人ならみんな分かっていることなのでしょうが、僕はこれに気づいていながら手を付けてきませんでした。理由はどうすればいいか分からなかったからです。アタマ悪いですよね。

当たり前のことなんですが、会社をやっていく中で、創り出すことよりも、継続して成長させることのほうが、より長く時間も資源も消費します。「ゼロから1」を創り出し「1から10」までの打ち出し初速を早くするよりも、「10から100」「100から1000」に成長させることのほうが、長い目でみたら大切なことなわけです。

ですから、創り出すことが得意な僕と、継続して成長させるのが得意な「誰か」が手をとって共に経営を行うことが効率の面でも優れているのではないかと思いました。これは事業の継承とか、まあいろいろと今までもあっただろうし、共同創業者での設立・経営陣の入れ替えという座組の仕方もあるのだと思います。 

遅ればせながら、創業者と経営者は違っていて良い、ということに気づいたわけです。 

 

「餅つき経営」

ここまで書いたこと、そんなの社会なら当たり前だろうが、と言われることだとおもうんですが、大きな会社だと開発・設計・製造・営業というチームによる遂行が常識でしょうけど、零細企業だと複数項目を1人で担うなんてことはよくありますし、だからスケールしないんです。多くの場合。

で、自分の能力や傾向から思う最適解を考えていたんですが、創り出す人、成長させる人、この二人が揃えば事業としての成功の確率を上げられるのではないかと考えてます。「ゼロから1」がメチャクチャ早い創業者と、「10から1000」まで事業を育て上げるのがメチャクチャ上手い経営者。このコンビが僕にとってのパラダイスなのではないかと。

オシャレなビジネス用語の「PDCA」とかでなく、「創業者が創り」「経営者が育てる」。餅をつくときの「餅をつく」そして「餅をかえす」の繰り返しのような感じで。往年のクールポコのようなテンポで「ついて」「かえす」を、そのまま創業と経営の「創り」「育てる」というサイクルに持ち込めたら、自分の得意なやり方に持ち込めるのではないかと思ったりしてます。

これは、これから先の未来に僕の創業した事業に経営者として参加してくれる、未だ見ぬ仲間たちへのメッセージです。少しずつ準備を進めますので、今後ともよろぴく。

クールポコっていう例えはどうかと思いますが、まあ、それは気にしないで。

 


クールポコ「もちつき」

 

女子高生社長、経営を学ぶ

 

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