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アイデアのスープのレシピ

ナショナルデパートが作られる現場のレシピ

「ハンドメイド作品はゴミ」なのか。

ハンドメイド界隈のウォッチャーとして日々パトロールしているヒデシマとしては、ちょっと聞き捨てならんものを目にしたのでちょっと書こうかと。

 

cyancy.hatenablog.com

 

これを見たんですよ。

タイトルが衝撃的ですよ。

ハンドメイドサイトがゴミ箱だと言うわけです。

しかも、書いている人がハンドメイド作家さんというではないか。

しかも面白い。

 

そりゃ読みますよ、読みました。

ワイフは二杯目の炊き込みご飯を茶碗によそってましたよ、今日はたくさん食べるぞ〜って言ってましたよ。炊き込みご飯を炊いたのは僕ですよ。ご飯当番はいつも僕なんですよ。

 

でだな、

ハンドメイドサイトがゴミ箱なのか、というこの話に対しての僕の感想は、

そりゃ、楽天だって、ヤフオクだって、BASEだって、カラーミーでやってるECサイトだって、そりゃネットで物を売ってるサイトは取扱商品に興味が無い人にとっては、どこだってゴミ箱みたいなもんですよ。仕入れたものを売ってるサイトだって、興味が無いものが並んでりゃ、そりゃ人によってはゴミ箱同然。

じゃあ、なんでハンドメイドサイトが「ゴミ箱化」してると、この御仁が仰ってるかというと、「売れる」かどうかを考えずに作った作品を出品しているから、ゴミ箱化が急速に進んでるわけですよ。

そう、ハンドメイドサイトで売られているものは商品ではないんです。あくまで「作品」なんですよ。アートでもない、工業製品でもない、生鮮食品でもない、体系化された価値基準を持たない「作品」を売っているわけです。

 

ファインアートを扱うギャラリーはキュレーターが選定したものを展示して販売しているし、工業製品ならマーケティングや技術や営業が寄ってたかって製品開発して市場に投入するわけですし、生鮮食品や一般流通食品ならスーパーやデパートのバイヤーが売れるかどうか判断してMDの俎上に乗せるわけです。

ハンドメイドサイトは作家が勝手に作ったものを勝手に売ることが出来るんです。だから検索ワードで「ハンドメイド 売れない」とかで検索が山のようにくるわけです。

 

作って売るのはそれは大変なこと

僕だってデパートのバイヤーさんに育ててもらいましたよ、もっと商品をこうしたほうがいい、もっと売り方をよく考えてくださいとか、すごいいろいろ意見を言われましたよ。全否定されるようなことも散々言われましたよ、商品や会社って、そうやって社会の中で育てられていくんですよ。

投資だって必要です、一発5千万を売る商品を作るのに、始めに機材だけで1千万以上投資するわけです。あとはそれを何年も売り続けてやっと利益が出る。だから考えますよ、喉から血が出るほど、僕なんて癌になるほど考えましたよ。

それでやっと食える感じ。それが社会というものです。自分が良いと思うものを手作りで商品化して売るっているのは並大抵の努力じゃ無理。だけど、自分の思いを遂げるためには、そりゃあなんだってやります。時には涙も流します。

 

ハンドメイドが悪いとかではなく、ハンドメイド作家さんが社会との接点、社会との関係性が薄いんじゃないかとは感じることがありますね。

 

ハンドメイド作家さんは、自分が作ったものを厳しく講評してくれる人に見せて、ちゃんと意見を聞いたほうが良いと思うんですよ。

 

ワークショップに参加して興味を持ったから、といってスクールに通い、道具を買い込んで空いた時間に作品を作る。で、完成したら速攻でハンドメイドサイトに出品する。あとはSNSやブログで交流して、、、。

 

でも、それは社会との接点じゃないんです。

 

何度も書いてるけど、値札がついて、買う人がいれば商売として成立します。でも、それを続けていくことが一番大変なんです。まぐれ当たりで良い物が出来て、それをSNSでチヤホヤされて、という流れの主婦感覚のハンドメイド作家さんのブログをいくつも見てきました。

 

そしてハンドメイドサイトに対する売れないことへの恨み節ですよ。

 

違う、違う、そうじゃない。

 

ネットに書き込んでる時間はモッタイナイです。その時間でいくらでも出来ることはあります。もっと感性を磨く、もっと技術を磨く、技法の背景を勉強する、作品の元となった文化の歴史を紐解く。いくらでもやれることはあります。

僕は一貫してハンドメイド作家という文化の始まりを見守ってきました。それは新しい価値観だと思ったからです。でも、ミンネが炎上したり、いろいろと物騒なエントリーが上がったりと、もう、寂しい限りです。

 

作ったものに、作られたものに罪はないんです。

 

ハンドメイド作品はゴミじゃない。

 

必要なのは、それがゴミかどうかと判断する厳しい目です。

 

仕事に戻ります。

 

 

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