ここのところずっと新しい事業の準備をしてて、いままでもそうだったけど工場にはほとんど下りていない。もう、ワイフとスタッフに全部をまかせっきり。
僕はレシピを書いてスタッフが試作してくれたものを試食してゴーサインを出しているだけだし、駅の売場のスタッフはちゃんと仕事をしてくれるし、本当に頭が下がります。
僕がまったく違う仕事をしていても、スタッフとワイフだけで仕事が回って売上が出て、次の事業の準備を進められる。
こんな幸せな状況になれるなんて、考えてもみなかった。いつの間にか、自分の仕事のやりやすい環境が整っていた、という感じです。
新事業のKITOKAMIは、いままでやってきたこととは180度違う方向の仕事。とはいえ、いままで作ってきたものとも密接にリンクしていくという、経営資源の無駄のないやり方を築いていっています。
ももたんが岡山からパージされ、東京に出奔し、パリで販売、という一連の流れの中で学んだことは多くありました。
で、パリの予定が終わったあと、じゃあ、これから東京に進出だ!とか、世界に羽ばたこう!といったバカな経営者にならないよう心に重石を結びつけて、自分の経営者としての資質をじっと見直していました。
自分が本当にやりたいことだけをやって、果たして飯が食えて愛人囲って酒池肉林の享楽の日々を過ごせるのか、そういうことへの挑戦でもあります。
東京に進出とか世界に羽ばたくとか、そういうことではなくて、何をしたら自分が世界の中心に立てるのか、どうしたら自分のいる場所を世界の中心にすることが出来るのか、そこだけを考えて仕事をしています。
今回の事業はベースが海外マーケットなので、コピーライトと同時に英語版への翻訳をしたり、僕自信も英語でのプレゼンテーションの練習とかをしながら、なんかもう、ようわからん世界に旅立ちそうです。
あと6日で発表、頑張ります。