というわけで43歳になりました。
まだまだ年齢が見た目を追い越していないとよく言われます。
ガンが見つかってから3年が経ちましたが、いまだにピンピンしてます。顔も頭も悪いけど、運だけは良いみたいです。
画像は、駒沢公園で酵母を採取するムービーを撮影しているところです。相変わらずバカですね。歳をとってもバカは治りません。
で、ブログやSNSで近況は書いているので、いまさら取り立てて書くことも無いのですが、「社長の夏休み」と称した駒沢公園のパン焼き小屋での生活も早一月半が経ちました。いつから人生の二学期が始まるのかはまだ未定ですが、少しずつ仕事のお話しも出てきているので、そろそろ準備をしないとね、という感じです。
常連さんも増え、時には一人暮らしの僕を心配して食事の差し入れをしてくださるお客様もいらっしゃいます。岡山を逃げ出して出奔してきた謎のパン屋に、近隣のみなさんはほんとうに優しくして下さいます。感謝しています。ありがとうございます。
野球選手がオフシーズンに一度筋肉を落として次シーズン前に身体を作りなおすように、僕も一度、仕事の脳を完全にオフにして、ただ目の前にあるパンをどう焼き上げるかに専念し、ここ数年で使った頭の中をクレンジングして、来るべき次のステージに向けてアイデアのスープを補充しているような段階です。
43歳の1年間は、仕事としての総仕上げのファーストステージだと位置づけています。これからどうやって生きていくのか、個人的にも社会的にもそろそろポジションが決まるタイミングなのではないかと思ってます。
しかし、43歳になって、無一文になっても、これからの生き方についてものすごい数のオプションがあり、すでにそれらをすべて形にし終えているというのは、とても恵まれている状況であり、その礎の上に少しずつ人生の集大成に向けて一歩ずつ進んでいくんだなあという実感があります。
まあ、もういい年したオッサンなので、難しい話はあとにして、とりあえずは7月末までのんびりとパンを焼いて、そして、のんびりとしかし確実に次の事業展開について準備をし、確実な足固めをしてまいりたいと考えています。
やったことしか身に付かないし、つくったものしか残らない。そういう意味では良い30代、40代の前半を過ごさせていただいていると思います。
ありがとうございます。
今後ともよろぴく。
こんな感じかな。