今日も焼き上がりました。
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僕がかつてカフェをやっていたのを辞めてパン屋になった背景には、いろいろと理由はあるんだけど、わりと大きな理由のひとつに「ビジネスとして個人から始めたカフェは土着であることを求められる」というのが不自由だったのがある。
じゃあパン屋は土着でなくても良いのかと言われれば、そうでもなくて、パン屋こそ地域への帰属を求められる向きが多い。いまではネット販売という方法が浸透して広域で販売も可能になったが、ネットで気軽に関われるというのは、それは良いことだとしても、それなりの大変さも多少ある。
自分の人生は自分で選ぶ
自分がやりたいことをやり続けるというのは、どれだけ他人を無視し続けることができるか、ということにもつながる。たとえ相手がお客さんであっても、お客さんの言い分を平身低頭ですべて受け入れるということは、ズルズルと闇に引きこまれてしまう原因となってしまう。そうやってネットで潰された店なんて星の数ほどある。むかしそうやってネットのベーグラーと呼ばれるベーグル原理主義者たちに葬られた店もあると聞くし。
こういうことを書くからネットで「あいつは客商売をなんだと思ってるんだ」とか、「生意気なパン屋だ」と叩かれるんだけど、そういう人って商品を買ったこともないだろうし、この先も買うことはない人たちだ。ネットの闇に身を浸していない健全な人がお客さんの大半なので、先の炎上でみんな心配してくれるけど、ほとんど影響というものは無い。
ネットで嫌味を書いたり叩いたりする人は、ようは、商売をやっている立場上反論できないであろう相手に対して、自分の言い分を聞かせたいだけなので、そういう人と正面から向き合うと、こちらまで精神を病んでしまう。
だから、もう、少しのことでも、自分の邪魔をしようとする人や、自分の時間を奪う人に対しては、徹底的な対処をするようにしている。これは僕の人生であって、商品を買ったからと言って、いくらお客さんといえども、僕の人生を支配させてはならないからだ。
足元を見つめるのは大切なことだけど、いま立っている場所ではない違う場所も存在している。今いる場所で一生涯を生き続けていかないといけないという制約が無いのなら、どこに住んだって構わない。
おそらく僕を叩く人は、そういう人生の選択の自由のない人たちだと思う。既得権益におもねって生きていかなくとも、自分の力で難局の突破口を切り開くことが出来る。一流と呼ばれる人に憧れず、一流と呼ばれる人に挑んでいく。人生の選択肢が多いほうが心の余裕が生まれるのだと思う。