画像は箱もお菓子も手作りワンオフで作ったサンプル。
この仕事も結局はボツった。
いままでどれだけボツった仕事があるだろうか。
若い頃からすると、数えきれないほどのボツ仕事をやってきたような気がする。
ボツった数だけ幸せになれる。
企画の振り出し先の起業役員が突然逃げる、さてスタートとなった瞬間になぜか僕が書いた企画が他社からリリースされる、そういうのも若い頃に経験してきた。いまは全部が自分の会社の仕事なので、考えるのも自分、やるのも自分、売るのも自分、というボツの少ない環境にはなったけど、それでも相手先のある仕事も少なからずある。
最初の商談で手で組んだダミーを持っていくようにする。これだと打ち合わせの煩わしさを減らせる。相手にとっては、製品と同じようなブツが目の前にあり、あとは数字が合えばゴーサイン、というだけの安心設計。
しかし、これが数字がなかなか合わない。お土産業界だと、半値八掛けが当たり前。すべてがハンドメイドのウチのような会社だと、対応できない。量販向けの売り場は数字しか見ない。だからお土産売り場は田舎の子供向けの商品しか並ばなくなった。
まあ、でもボツになった仕事も、途中までの作業をキッチリと真面目にしておけば、次に似たような案件が来襲してきても、対応がすげえ楽になる事が多い。一年、二年とやっていれば、設備も習熟度も上がるので、もしかしたら数年後には対応できる環境になっているかもしれない。
そのためには、ボツ仕事になる予感がすごくても、わりと真面目に対応して仕事をキッチリすることにしている。食品なので、クリエイティブ系みたいに、今回の借りは次回で、という貸し借りも無い。仕事がボツれば流れるだけ。でも、ひとつひとつ丁寧にやっていく。
企画がハマって成功する事例よりも、ボツって流れた仕事のほうが経験になる。ボツるというのは企画がマズくてボツるよりも、人災であることのほうが多い。だから、相手先が変われば、同じことでも成功することは多い。
成功事例よりも、ボツの数のほうがわりと重要。
仕事がボツった数だけ人は幸せになれる。
仕事に戻ります。
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