お前は何屋だ?
とよく言われますが、神社支援事業は今後の僕の事業の根幹になると思って必死で進めているもので、何の関連もないと思われがちですが、自分の中で出会った人や家族の抱える問題が、僕の事業を創造する元となっているので、自分の中では整合性がとれてるんですよね。
で、夏に1万人が祓い清めたWebサービス「おおはらえ」の年越大祓2015をリリースしました。プレスリリースはこちら。
奈良時代〜平安時代は「木」、それ以降から現代までは「紙」というアナログなメディアを使用していた「大祓神事」の人形を、スマホのLEDディスプレイに置き換え、それまでは直接神社の社頭に人形を納めていたものが、インターネットを利用して罪や穢を神社に送信するという、木から紙へ、紙からデジタルへ、というメディア変遷を提案し、日本に古来から伝わる祓いや清めという文化を後世に残そうとする事業です。
今回もリリース前から数百人のお申し込みがあり、今もお申込者数は増え続けています。スマホで身体をこすって罪や穢を神社に送信できるという画期的な仕組みが話題を呼び、しかも無料なことから、少しずつですが浸透しているような気がします。
「おおはらえ」は複数のWebサービスやWebアプリの複合体から成っていて、毎月確実に利用者数が増えているのは、毎月1日に神社に参拝する「お朔日参り」をネットを通じて申し込めるサービス「おついたち」です。
これはスマホからだけではなく、PCやタブレットからもお申し込みできるので、今後ますます利用者数は増えてくと思います。
そして、以外に利用者数が多いWebアプリとして、スマホの加速度センサーで祝詞を天に向かって奏上する「スマホのりと」があります。
加速度センサーを使うなんて初めてでしたが、なんとか作ることができました。これはスマホならではの使い方ではないでしょうか。朝の忙しいときにも、神棚に二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)をし、このスマホのりとを立ち上げて傾けるだけで祝詞を奏上できます。
これは地味に画期的なサービスだと思っています。祝詞は神職の方だけが奏上するものではなく、我々のような一般人であってもその言霊を感じ、祓い清めという日本の文化に触れることができます。一般家庭で祝詞を奏上するための簡易礼拝施設として新しいスタイルの神棚も販売しています。
今までは陶製であった神具を紙やその他の薄い素材で成形し、差し替え型のリフィルにしたシンプルでミニマルでありながら、きちんと日本の様式美を再現した神棚プロダクトです。手のひらサイズの神棚「ていのり」も販売しています。ぜひ、お買い求めください。
そして「おおはらえ」に関連して今年の9月に、神社支援事業のコアとして神社専門のクラウドファンディングサイトを作りました。それが「すうけい」です。
「おおはらえ」などのWebサービス、「かみだな」などのプロダクト、そして「すうけい」というファイナンスを組み合わせたものが、今後の神社支援事業の大きな流れとなっていくと思います。
「すうけい」にも多くの神社さまからお問い合わせをいただいております。ご相談いただく神社が全国に散らばっているんですが、スタート時に参加してくださる神社さまはすべて直接伺ってお話をお聞きしたいと思ってるので、今後は全国を歩き回ってきっちりとお話をさせていただきます。
そういう意味でも本社は東京にあった方が航空券も安いし、移動しやすいんですよね。