昨日、Webサービスの『おおはらえ』のテレビ取材を受けまして、いよいよメディアにも取り上げられて、神道とネットの溝を埋める僕の仕事も形になりつつあるのかなあと感慨深いものがありました。そんな感じの今朝、友人からメールでこんなリンクが送られてきました。
スマホが普及したミヤンマーで、「お経アプリ」が人気という記事。スマホが普及したら、生活に一番根付いた習慣を助けてくれるアプリが人気になるという感じなんでしょうかね。イスラム教においては礼拝時間をアラートでお知らせしたり、メッカの方角を示すアプリなんてのもあったりします。
日本では宗教系のアプリが少ない
日本では宗教というものが生活にしっかりと根を張っていない感じなので、こういった生活の一部に宗教を感じるアプリの普及というのは、あんまし無いのかもしれません。生活に根ざしたアプリ、となると日本ならなんでしょう、ダイエットとか、お料理レシピのアプリとかでしょうか。
神道においてWebサービスやアプリが浸透しないのはなぜでしょうね。それは神社本庁が神社のネット利用を原則禁止にしているというのが大きな理由だと思います。でも、神社では個別にWebサイトを作り、ご祈祷の予約を受付け、御守の地方発送すらすでに始まっているところもあります。しかし、それは歳入を増やすということにつながるものばかりで、生活の中に神さまを身近に感じるというアクションまでは踏み込んでないんですよね。
で、幼馴染の神社に自腹でプロジェクションマッピングをやった自分としては、ここは、まず最初にWebサービスがあって、そこから生活の中に宗教というか感謝の心を根付かせていくように仕向けていかないと、日本ではまずスタートを切るのも難しいだろうなあと思ったわけです。
で、スマホで祝詞(のりと)を奏上できるWebアプリを作りました。
見ての通り、スマホの加速度センサーが反応して祝詞が天に登っていく感じに仕上がっています。作ったのはもう数カ月前のなのですが、今日たまたまミヤンマーのニュースを見て思い出しました。
現在収録されている祝詞は、
大祓詞(おおはらえことば)
祓詞(はらえことば)
神棚拝詞(かみだなはいし)
神社拝詞(じんじゃはいし)
以上の4種類の祝詞で、これからも少しづつ増やしていきたいと思ってます。

この「スマホのりと」の発想自体はマニ車と同じで、マニ車は、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされているもので、「スマホのりと」は傾けて祝詞を奏上するという手軽さで、少しでも神道を身近に感じてもらおうと言う考えから作られました。
あと、毎月1日に神社にお参りする「お朔日参り」のサービスや、夏と大晦日の二回行われる「大祓祭」に無料で参加できるWebサービスもやってます。そろそろ年越しの大祓の受付開始でしょうか。まあ、このあたりのこともまた後日ブログに書きます。
ちょっと仕事に戻ります。