岡山店の存続を賭けたクラウドファンディングのフィナーレに向けて復活したブログも3日目になった。岡山の人にもたくさん読んでいただいているみたいです。全体でもすごいPVでした。ありがとうございます。
今日は、僕がどうして岡山の地にこだわるのか、岡山店を続けていきたいのかということについて書きます。
クラウドファンディングはこちらから。
「どうして岡山の店を閉めなかったんだろう」
この自問自答が事あるごとに頭に浮かぶんですよね。
岡山店を閉めるチャンスは過去にいくらでもあった。
でも閉めることができなかった。
理由は簡単で、今も昔もあきらめられない思いがあったから。
自分が生まれ育った街で最先端なものを生み出して世の中に広められたら、こんなに素晴らしいことはない
この思いだけで、本社を岡山にしたまま工場も残して頑張ってます。
新しいものを作るって大変なんです。
だって最初は誰も知らない物なわけです。
それを知ってもらって広めて売れるようにする。
この大変な仕事が僕の仕事です。
で、もし、テレビや雑誌で見たことや聞いたことの無いものが紹介されて、それが地方で生み出されたとしたら、ドラマがあるじゃないですか。
情報発信は東京ばかりと思いきや、地方から発信、それも農産物やよく分からない瓶詰めの果物加工品とかそういう田舎の物産展じゃなくて、世界最先端でしかもカッコいいとか、ヤバいでしょ。
という軽いノリの延長でやってきました。
最近だとバターチョコレート。
これをひとりで作ってる。
ココアバターの代わりにバターを加えて口溶けをコントロールしたり、世界最先端のエマルション技術でチョコレートに様々な表情を与えることが可能になる。
チョコレートの形自体もデザインして設計して、シリコン型まで手作りしています。
これマジで最先端なんです。
パッケージもオシャレです。
ヤバい、これマジいけてます。
これも世界での今後起こりうるムーブメントを意識したパッケージデザインを作ってます。これもデザインから設計まで僕ひとりでやってます。
いま国内で流行っているグラフィックの傾向は踏襲していないから、がんばってオシャレにした感ゼロです。
こういう最先端の商品を作っている会社の本社が岡山にあって、意気を感じてくれているメディアはそれを発信してくれて、しかも売れている。
こういうの、岡山の人に喜んでもらえるかなあと思ったんですが…
問題なのは、その情報が大阪や名古屋までは届くけど、
地元の岡山まで情報が届いていない…
地方で最先端のものを発信するというの、地元で全く認知されないのでマジで大変です。
それでも頑張る
地方で最先端のものを作るというの、かなり大変です。
- 地方は最先端なものを必要としていない
- 地方は地元密着の情報しか流通しない
- 地方は顔見知りの間だけで情報交換する
自分たちの住む場所(地方)の会社が、世界最先端のものを作って全国で人気!
地元の会社を応援しなきゃ!
とはなりません。
たいてい無視されるというか、情報が届かないんです。
ほんともう大変です。
それでも頑張ってます!
なぜ頑張るのか、岡山にこだわるのか
まあここまで書いて、なんでヒデシマは岡山にそこまでこだわるのか、という疑問もあると思います。
僕は過去に岡山みやげのお菓子を作ってたんですよね、発売初年度で年間20万箱も売れていました。
なんですが、お客さんの要望から売場に並ぶようになったのが気に入らない土産売場の担当者から、賞味期限シールを剥がされたり、納品ルートを邪魔されたりと嫌がらせをされ、議員さんも出てきそうになるくらい大問題になりました。
これはJRの偉い人から謝罪もされたのでもうどうでもいいんですが、これを機に僕は思い切って岡山を出て東京にチャンスを求めました。
ぽっと出のお土産ブランドが売れては困るんですよね、岡山では。
岡山はきびだんご以外はお土産として売れてはいけないという禁を破ったわけですから、これは僕が地元のルールを知らなかったのが失敗でした。
とはいえ、内側からダメなら外側から責めるしかねえ!ということで、今は名実ともに認められた日本初のバター専門ブランド「カノーブル」を立ち上げて破竹の勢いでやってます。
生まれ育った岡山で潰されても、まだ岡山を愛している。
どうしようもない男です。
でもやっぱ、世界初とかのものが岡山から生まれたらカッコいいと思うんですよね〜。
まだまだがんばりますのでクラウドファンディングお願いします!
200万円集まらなかったら岡山のお店を閉めなけれないけないので。
僕の夢を応援して下さい!