1年かかったけど、カノーブルの月販がももたんの月販最高額を超えた。
1年もかかったかという思いと、1年でここまで育つとはという両方の思いがある。
発売日に震災が起きて販売を断念したカノーブルが9年の時を経て、5年前に殺されたももたんの弔いを果たすという。
頭は悪いし狂ってるし、経営もヘタだし、失敗ばっかりするし、デブでハゲたオッサンで、喧嘩っ早いクズだけど、執念深さだけは誰にも負けない。
言ったことは必ずやり遂げるというのが唯一の才能かも知れない。
岡山の敵(かたき)を江戸で討つ、というのに4年かかったけど、この場合の「敵」は他ならぬ自分の心の中にあったわけで、そういう意味では自分の心をやっと自分自身で救ってあげられたという安堵にも似た気持ち。
もう心の整理はついていたことだけど、それでもやはり、こうやって自分の中の内なる敵に打ち勝ったというのは、自分自身の人生において大きな意味がある。
自分を救ってあげられるのは自分自身でしか無い。
死ぬほど辛いときに支えてくれたワイフや、一緒に涙を流したスタッフたちや、いまを支えてくださるお客さんに感謝してもし足りない思い。
ECのお客さんを待たせてしまっているので、今日も徹夜で作業する。
疲労困憊でフラフラだけど、またこうやって仕事をさせてもらえる喜びを噛み締めている。
ありがとう。